もう僕は

もう僕は
十分すぎるほど幸せを感じている。

だいすきな君と
たいせつな君に
包まれてとってもとっても幸せなんだ。

心からありがとう。

生まれてから色々と困難なことがあったり、辛いこともあった。
確かに障害を持ちながらの人生はそうじゃない人に比べると少しややこしくて、面倒なものかもしれない。
僕自身はそのマイナスポイントを常に感じてはいなかったし、当たり前に過ごしていた気がする。
だけれども心のどこかで思っていたこと。

それは
「ごく普通な幸せを手に入れること」
だった。

親戚や友人が結婚して家庭を設け子どもを授かる。いわゆる絵にかいたような幸せだ。
この幸せな形が全てではないけれど、それを求めている自分と、こんな幸せは自分には無理だと斜に構える自分がいた。

勿論、人並みに恋愛もしていたし親元を離れて一人暮らしもしていた。
だけれどもどこかで、結婚や家庭で築く幸せは自分には訪れないものだろう、とも感じていた。


そんな時に現れたのがひーちゃん、
君なんだよ。


出会ったときから、僕の心を少しずつ少しずつ解きほぐしてくれた。
あたたかいその瞳とその広い心で僕を包んでくれた。

君に会うたびに僕は心惹かれていって、どんどん好きになった。
れんくんにあったり、ご両親にご挨拶するときも緊張はあったけれど君とだから乗り越えられた。
色々なしがらみに縛られてしまっていた僕を、違う視点から見させてくれた。
一つ一つ僕を成長させていってくれている。
君とみる景色はいつでも、広くてきれいで心が躍る。

人と向き合っていくことの大切さを教えてくれた君に。
僕はこれからも丁寧に言葉を紡いでいきたい。贈っていきたい。
その素敵な笑顔を守るために、丁寧に生きていきたい。そう思っているよ。

そして2人には大切な大切な人がいる。
僕らの宝物のれんくんだ。


かわいい君が大切に守ってきてくれたれんくんをこれからは一緒に守らせてほしい。
守っていこうね?
どんなにやんちゃな子になっても、僕は君の優しさを知っている。
瞳の中の穏やかな輝きをずっと守っていきたいんだ。

ずっと
ずっと
だいすきなのは変わらない。

これからも
もっと
もっと
すきになる。

そんな2人で
そんな3人でいれたら
僕はとってもとっても幸せです。

そして僕は気づいてしまった。

手に入らないと思っていた、ごく普通の幸せ。

それよりもっともっと
素晴らしい幸せを手に入れてしまったことを。

たくさんの愛と
宝物の2人。

ありがとう。

ありがとう。

心から愛しています。



いいことあるぞー
らららんらん♪




良太の世界

川崎良太_official Web site 脊髄性筋萎縮症な僕と家族の物語り。 障害があっても地域で幸せに暮らしていく。

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