さようならCP
さようならCP
さようならCP 原一男監督の映画を観た。
障害者運動に携わるものなら一度は見ていた方が良いとされる作品である。
神奈川青い芝の会や横田弘さんが出演されている。
この映画を観て僕が一番に感じたことは、虚しさだ。
現在の精神状況によるのかもしれないが「怒り」が湧いてこなかった。
なぜ虚しさがこみ上げてきたのか。それはこの映画が制作された40年ほど前と現在の状況が「ほとんど変わっていない」ことであったからだ。
障害者を哀れむ目
他人事
そして本人の意思を全く聞こうとしない社会
こうしたことは21世紀の現在もなお形を変え色を変え人の心に竦み、差別や無関心を呼んでいる。
今はといえば、障害当事者自身がおとなしくなっているから映画に出て来るような言葉を浴びせられることもなく、穏便に毎日が過ぎている「だけ」なのではなかろうか。
僕らが人として、人間として当たり前の人権を享受できる日は果たしてくるのであろうか。
障害者自身が本当にそれを望んでいるのか??
僕は色々と
虚しくなってしまった。
しかしまだまだ沢山のことが吸収できそうな作品である。
何度でも見てみよう。
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